お休み処 おはらい町店（一）

食べる楽しみ、変わらぬ味へんば餅

伊勢神宮 内宮の宇治橋前から、猿田彦神社方面へ真っすぐ続く通り「おはらい町」
この地方ならではの「切妻造（きりづまづくり）」店舗が連なるこの町屋の片隅に 、江戸創業時から変わらぬ味を守りつづけ 旅人に愛されてきた素朴な田舎餅を、今日のお伊勢参りのお客様にも味わっていただきたいと 2011年 おはらい町店として「名物へんば餅」の暖簾（のれん）をあげました。そして2020年 茶店の原点である「お休み処」と「素朴な田舎の餅屋」をコンセプトに、食べる楽しみ、知る楽しみ、買う楽しみを味わいながら、ゆっくりお立ち寄りいただける茶屋として おはらい町店は新しく生まれ変わりました。

知る楽しみ、へんば餅の歴史

妻入り様式の開放的な入り口を入り、すぐ右側に見えるのは6面に渡るデジタルサイネージ。使い込まれた古い壁掛け鏡のような装飾は、木造造りの店内に馴染み 不思議と懐かしさを与えてくれます。

常時店内のメニューを表示しているサイネージは数分毎に切り替わり、来店されたお客様にへんば餅の名前の由来や歴史をご紹介しています。へんばやを象徴するお伊勢参りの一場面、三宝荒神を背負う馬の背にゆられた 旅人が6画面をゆっくり横断するアニメーションや、並べられた白いお餅が順々に焼かれてへんば餅が完成していく思わず見入ってしまう製造工程など、店舗1階には お買い物を待つ間やお土産を選ぶ間にも「知る楽しみ」を味わっていただく為のこの店ならではの工夫が溢れています。

買う楽しみ、限定馬缶パッケージ

最終宿場町の茶屋で、乗ってきた馬を返したことが由来となった「へんば（返馬）餅」
おはらい町店では、その当時活躍していた等身大の「和馬オブジェ」が店頭でお客様のご来店のお出迎えをしています。またこの「和馬」をモチーフにデザインされたオリジナル馬缶パッケージの伊勢茶も、ここでしか購入できない限定商品となっています。伊勢へ訪れた思い出の一品として、ご家族お友達へのお土産の一品としてお薦めです。3色のかわいい和馬の中から、お気に入りの一頭を是非見つけてください。

おはらい町店では、 田舎の餅屋、お休み処をコンセプトにしたおもてなしで皆様のお越しをお待ちしております。